マーケティング戦略を考えるうえで基本となる考え方に「AIDMAの法則」というものがあります。
今回は、AIDMAの法則の意味を確認してみます。
AIDMAの法則とは
AIDMAの読み方
AIDMAの法則のAIDMAは「アイドマ」と読みます。
AIDMAとは
AIDMAとは、顧客が商品を知ってから購入に至るまでの心理的な段階のことです。AIDMAの法則では、次のような心理的段階を踏んで消費行動が進むとされています。
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
AIDMAの法則は、顧客へのアプローチ方法を考えるうえでとても役に立ちます。
AIDMAの各段階
まずは、ひとつひとつの段階を確認してみましょう。
Attention(注意)
AIDMAの最初の段階、Attention(注意)とは、顧客があなたの商品を”知る”段階です。
どんなに優れた商品も、存在を知ってもらうことができなければ、購入してもらうことができないのは明らかです。
Interest(関心)
商品のことを知ってもらった次の段階は、Interest(関心)、つまり、商品に対して”興味を持つ”段階です。
「ただ知っているだけ」の段階から「興味がある」段階に移ることで、顧客の気持ちは商品の購入に近づきます。
Desire(欲求)
興味を持ってもらった次の段階は、Desire(欲求)です。”商品を購入したい”と考える段階です。
Memory(記憶)
Memory(記憶)とは、”購入したい”と思った商品に対する購買意欲が維持されている状態です。
高額で、検討期間が長い商品などは特に、”購入したい”と思ってもらってから、実際に商品を購入してもらうまでに、商品の存在や魅力を忘れられてしまっては、商品の購入には至りません。
Action(行動)
最後の段階はAction(行動)とは、”商品を購入する”段階です。
実際に商品を購入してもらうためには、店頭やWeb上などで商品を注文し
、代金の支払いをするなどの行動が必要です。
この段階が完了することで、顧客は商品の購入に至ります。
AIDMAの各段階で、顧客に提供するべき情報は異なる
この記事の序盤で「AIDMAの法則は、顧客へのアプローチ方法を考えるうえでとても役に立ちます。」と紹介しました。
AIDMAの段階ごとに、顧客に提供するべき情報は異なります。
各段階における心理的状態を理解したうえで、適切なアプローチを行うことで、あなたの商品を購入してもらえる可能性が高まるはずです。
『AIDMAの法則で考える、顧客へのアプローチ方法』では、AIDMAの各段階で顧客に提供するべき情報をまとめました。是非こちらもチェックしてみてください