経営をサポートしているプロフェッショナルへのインタビュー第6回は、杉山会計事務所代表 杉山靖彦さんへのインタビューをお届けします。

杉山さんは、税理士やフィナンシャルプランナーとして企業をサポートしています。数多くの経営者をサポートしてきた経験を元に、ビジネスパーソンが意識しておくべき「お金と時間の使い方」について教えていただきました。

人の一生は「お金と時間を費やしておこなわれる経済活動」

―ビジネスにおいて「お金」と「時間」の使い方が重要だと考える理由は何ですか?

杉山 人の一生は「お金と時間を費やしておこなわれる、ひとつの大きな経済活動」と考えられるからです。食べたり、遊んだり、働いたり、人は様々なことにお金と時間を費やしていきます。

中でも、人のお金の使い方には「消費」「浪費」「投資」という3つの種類があると思っています。

「消費」「浪費」「投資」

ーその3つはどのように違うのですか?

「消費」は例えば、美味しいものを食べたり、旅行をしたりするためにお金と時間を費やすことです。人生を豊かに過ごすために、お金と時間を「消費」するのです。

一方、「浪費」というのは、必要でもないものを買ってしまったり、なんとなく時間を過ごしてしまったりというように、目的意識なくお金と時間を費やしてしまうことです。

そして、「投資」というのは、お金や時間を自分のためではなく、将来的なリターンを狙って、他の人のために使うことです。明日のため、来年のため、5年後、10年後のため、老後のためにと、お金と時間を費やすことを「投資」と呼びます。

人生をひとつの経済活動であると考えると、いかにして「消費」に費やすお金や時間を生み出し、人生を豊かに過ごすかが大切なのではないかと思います。

「消費」と「投資」を同時に行う

―「消費」に費やすお金や時間を増やす方法は何ありますか?

杉山 ポイントは、いはかに「浪費」をおさえ、その分を将来のための「投資」にまわせるかどうかだと思います。そうすることで「投資」のリターンとして返ってきたお金や時間を「消費」に費やしていくことができます。

たとえば、知人との飲み会という同じ経済活動においても、人によっては友人との楽しいひとときを過ごすという「消費」活動であり、ある人にとっては無意味な「浪費」になってしまっているかもしれません。また、ある人にとっては、その知人からの情報収集や営業という、将来のリターンを狙った「投資」活動になる場合もあるでしょう。

つまり、同じ経済活動であったとしても、考え方次第で「消費」にも「浪費」にも「投資」にもなり得るということなのです。

それならば、「浪費」はしないようにして、常に「消費」と「投資」を同時におこなってみるというのはいかがでしょうか?

友人との楽しいひとときを過ごしながら情報収集をおこなうなど、目的意識をもって、限られたお金と時間を有効に使って頂くことが良いと思います。

―「消費」と「投資」を同時におこなうという意識が大切なんですね。

杉山 はい。深い考え方や、学んだことを実際に行動に移すためには何度も何度も意識して行動し、習慣づけることが大切です。ノウハウを身につけるうえで必要なのは、ひとつのことを深くしつこくおこなうことなのです。

―最後に、杉山会計事務所では、企業に対してどのようなサポートを行われているのかを教えていただけますか?

杉山 弊所では、一般的な会計事務所で提供しているサポートに加えて、私自身が大手IT企業でプロダクトマーケティングを担ってきた経験をもとにすた、経営コンサルティングも提供しています。

経営には、マニュアルはありません。会社ごとに抱える問題は違い、解決法も異なります。また、経営者は孤独です。決して、社内で泣き言は言えませんし、下を向くことはできません。そんな経営者に寄り添い、問題ひとつひとつに対して、パートナーとして一緒に考え、解決していくサービスを提供しています。

さいごに

今回は、杉山会計事務所代表の杉山靖彦さんに「お金と時間の使い方が重要な理由」ついてうかがいました。

この記事のポイント
  • 人の一生は、お金と時間を費やして行う経済活動ととらえることができる。
  • いかにしてお金と時間を「浪費」せずに、「消費」できるようにするかが大切。
  • より多くのお金と時間を「消費」できるようにするためのポイントは、「消費」と「投資」を同時に行うように意識すること。

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杉山 靖彦さんからのコメント
フィナンシャルプランナーである私が、転職時において抱えやすいお金の不安を紐解きます。お金とキャリアの両面で満足の行く稼ぐ力・キャリア設計・お金の貯め方・投資の仕方などを解説し、キャリアを築く際に「やりがい」とともに「お金」の面でも満足できるようにはどうすればよいかを伝授します。

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杉山靖彦

税理士/行政書士/ファイナンシャルプランナー/拓殖大学非常勤講師
94年マイクロソフト株式会社入社、マーケティングでオフィスの製品責任者を担当。98年に会計事務所開業。東京都の職業技術専門校で講師を務め、社会人のキャリアチェンジ(転職・独立開業)を指導。現在は、お金に関する相談相手として、特にベンチャー企業へのキャリアチェンジを支援している。

 

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