この記事では、小沢部長とその部下である松永という社員のやり取りを通じて、マーケティングに関する言葉を解説していきます。大体5回くらいのシリーズでお届けする予定です。
記念すべき第1回目となる今回のキーワードは「マーケティング」です。
マーケティングって日本語で言うと何になるの?
とある、朝。
小沢部長
「うちの会社は広告戦略や販売促進が弱い。これからはマーケティングを強化していく・・・!ちょっとやってみてくれないか?」
いきなり経営陣からそう言われた、松永。
松永
「じゃあ、WEBに力を入れればいいんですかね?」
小沢部長
「そうじゃない。市場調査などをして、うちの商品が売れそうな作戦を考えてくれ。もっとも、予算はあまりかけられない。とりあえず来期の計画と予算を見積もってくれないか?」
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この会話、辞書訳&意訳するとこんな感じになります。
「うちの会社は広告戦略や販売促進が弱い。これからは消費者の求めている商品・サービスを調査し,供給する商品や販売活動の方法などを決定することで,生産者から消費者への流通を円滑にする活動を強化していく・・・!ちょっとやってみてくれないか?」いきなり経営陣からそう言われた、松永。松永
「じゃあ、ホームページをかっこよくするとか、いい感じにすればいいんですかね?」
小沢部長
「そうじゃない。なんでもいいからもっと売り上げをアップさせる画期的な策を考えてくれ。ただし、コストはかけたくない。とりあえず、コストゼロで売り上げを伸ばす方法といい感じの計画を考えてくれないか。」
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これはやりすぎましたが、マーケティングというと日本語の辞書で開いてもわかりそうでわからないですよね。
誤解を恐れずにかなり平易な日本語で言うと、
マーケティングとは、売る仕組みと売る計画をつくることです。
売る仕組みを作るということは、お客さまがその商品を初めて知って、購入に至るまでのプロセスを明確化させ、そのプロセスを現実化させるために組織、WEBなどの体制を整えることを指します。
顧客の購入の流れで言うと、例えばAIDMAの法則が有名です。
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
もっとも、今やAIDA、AISAS、AIDCAなど購入プロセスモデルは多岐にわたるようです。
(※興味がございましたら、検索してみてください。)
これに当てはめて、自社のお客さんにとって、自分たちの商品サービスがどのような価値があるのか、どのようなステップで購入または契約に至っているのかを分析することは、仕組みを作る上で非常に重要です。そのうえで、どの商品・サービスをいくつ製造し、いつまでに、いくつ販売していくかの計画に落としていくのです。
その仕組み、その裏側のお客様が購入するストーリーを作るのが、マーケティングの入口なのかも知れません。
次回はブランディングについて、平易に解説します!
『ブランディングって日本語で言うと何になるの?』