経営理念が社内に浸透しているかどうかは、従業員の仕事に対する満足度や、顧客の商品に対する満足度にも影響を与えます。

この記事では、経営理念の意味具体例を確認したうえで、社内に浸透させることで得られる効果をご紹介します。

目次

・経営理念とは
・経営理念を浸透させることで得られる効果
・経営理念が浸透しないときに見直すべきポイント
・経営理念の作り方
・経営理念を浸透させる方法

経営理念とは

経営理念とは、企業活動の方向性を示す、基本的な考え方を表現するものです。

ビジョンとの関係

経営と似たものに「ビジョン」という言葉があります。ビジョンとは、会社の将来像のことです。

経営理念は「企業活動の方向性を示すもの」なので、ビジョンは経営理念に基づいた、より具体的な将来の構想だと言えます。

経営理念の例

様々な企業が、各社の想いを反映したユニークな経営理念を持っています。ここでは、「わかりやすい経営理念」と「面白い経営理念」の例をご紹介します。

わかりやすい経営理念

SQUARE ENIXの経営理念

最高の「物語」を提供することで、世界中の人々の幸福に貢献する。

引用:企業理念 | SQUARE ENIX

行う事業や、社会に果たす役割が端的に分かりやすく表現されています。

KIRINグループの事業理念

「飲みもの」を進化させることで、「みんなの日常」をあたらしくしていく。

引用:グループ事業理念|企業情報|キリン

KIRINグループの事業理念です。こちらも行う事業や、社会に果たす役割が端的に表現されています。また、キャッチコピーのようなここちよいフレーズが興味を引きます。

面白い経営理念

バーグハンバーグバーグの企業理念

がんばるぞ

引用:会社概要 – 株式会社バーグハンバーグバーグ

経営理念とは思えないほどシンプルなフレーズで、印象に残る理念になっています。この企業理念を掲げる理由は「頑張らないと頑張っているときよりもあまり良くない結果が出る、そのような気がするから」なのだそうです。

変態企業カメレオンの経営理念

究極の自己満足
私たちあってのあなたです。

引用:変態企業カメレオン » 経営理念

後半の「私たちあってのあなたです。」一瞬目を疑うようなフレーズで、見た人の印象に残る理念になっています。

経営理念の必要性

経営理念を作り社内外に浸透させていくことで、企業が得られる効果を確認してみましょう。

経営理念を浸透させることで得られる効果

  • 経営方針にブレがなくなる
  • 社内に一体感が生まれる
  • 会社の認知度・好感度が高まる

経営方針にブレがなくなる

経営者の想いを経営理念として言葉にしておくことで、経営の方向性を明確にし、経営方針のブレをなくすことができます。

社内に一体感が生まれる

経営理念が社内に浸透することで、経営の方向性を社員と共有することができ、社内に一体感が生まれます。

会社の認知度・好感度が高まる

社名や企業ロゴなどだけでは伝わらない経営者の想いを、わかりやすい言葉にまとめることで、企業活動への理解度・認知度を高めることができます。また、理念に共感してもらうことができれば、お客様や取引先からの好感度向上にもつながります。

経営理念の作り方

ここからは、経営理念に盛り込みたい要素と、経営理念を作る時の具体的な手順をご紹介します。

経営理念に盛り込む要素

  • ありきたりでない言葉
  • 企業活動によって実現させたい願望・経営の目的
  • 社会的意義

ありきたりでない言葉

経営理念は、ありきたりではない言葉で表現することで、見た人の興味を惹いたり、印象に残したりすることができます。

実現させたい願望・経営の目的

建前だけではない、本当に実現させたい願望を盛り込むことで、人の心を動かす経営理念を作ることができます。

社会的意義

「本当に実現させたい願望」と社会的意義をすり合わせて、企業がどのように社会に貢献していくのかを盛り込むことで、多くの人の共感を呼ぶ経営理念にすることができます。

経営理念の作り方

上でご紹介した3つのポイントを盛り込んだ経営理念は、次の手順で作ることができます。

  1. 「実現させたい願望」を書き出す
  2. 「絶対にやりたくないこと」を書き出す
  3. 「実現させたいことリスト」と「絶対にやりたくないことリスト」を見比べる
  4. 会社の置かれた状況を分析する
  5. 社会的意義とする合わせる
  6. 「これでいける!」と思うところまで作り直す

この方法は、『モノを売るバカ』や『一行バカ売れ』の著者である川上徹也さんが、著書『価格、品質、広告で勝負していたら、お金がいくらあっても足りませんよ』で紹介している方法です。各手順のは『経営理念の作り方、心に響くものにするための6ステップ』で紹介しています。

経営理念を浸透させる方法

社内に経営理念を浸透させる方法には以下ようなものがあります。

・社員総会・社内イベントを行う
・理念や歴史をまとめたブランドブックを作成する
・理念や歴史をまとめたブランドムービーを作成する
・社内向けWebサイトを活用する
・理念を体現できているかの評価を反映した人事制度を作る
・社内報を発行する

各方法の詳細や事例を『経営理念を社内に浸透させる6の方法』で紹介しています。

いずれの方法も、経営理念そのものが

  • ありきたりでない言葉
  • 企業活動によって実現させたい願望
  • 社会的意義

という要素を盛り込んだものになっていることで、大きな効果を生みます。

まとめ

しっかりとした経営理念を、社員ひとりひとりに浸透させることは、社内に一体感生んだり、社内外の認知度・好感度を向上させる効果があります。

そのためにも、建前だけではない、本音を反映した経営理念を作り、適切な方法で社内外に発信していきましょう。

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