小さな会社が集客のために、フェイスブックを活用することがありますが、その時にやってはいけないことがいくつかあります。
そこでこの記事では、島倉大輔さんが著書『大手とケンカしても負けない、 経営逆転のヒントあります。』で解説している「企業がフェイスブックでやってはいけないこと」をご紹介します。
島倉大輔
株式会社マーキュリーコンサルティング 代表取締役、経営コンサルタント。 中小・ベンチャー企業の経営者を対象に、「会社の発展」と「人生の成功」を実現するための支援を行なっている熱血硬派の経営コンサルタント。過去に支援してきた会社は全国延べ1,000社以上。あらゆる業界で勝ち組企業を生み出している。
企業がフェイスブックでやってはいけないこと
フェイスブックでは絶対にやってはいけないNG行為があります。
次のような行為をやってしまうと、見込み客から嫌われることになって、努力がすべてムダになってしまうので注意してください。
売り込み目的の書き込みや「メッセージ」を送る
やってはいけないNG行為の中でも筆頭候補がこれ。フェイスブックで売り込み目的の書き込みや「メッセージ」を送りつけるなど論外です。
リアルではじめて会った人から売り込みをされてあなたはどう思うでしょうか。絶対に嫌な気持ちになると思います。
リアルでしていないことをネットになるとしてしまう人がいるのですが、絶対に売り込み行為はしてはいけません。やってしまった時点で相手の人から「お友達」リストからはずされることになるでしょう。
焦ってはダメなのです。フェイスブックでは売り込みせずに、見込み客に役に立つ情報を発信し続けてください。
「イベント」の招待を送りつける
講演、セミナー、交流会、読書会、勉強会など「イベント」の誘いを一斉に送りつける人がいるのですが、これもアウト。かなり嫌がられます。「お友達」の数が1000を超えてくると、毎日何件もの「イベント」案内が来るようになるので、正直受け取る側はうんざりしているはずです。
しかも、まだそれほど交流もしていないのに「イベント」案内をいきなり送りつけては逆効果。「イベント」に参加してもらえるどころか、交流を拒絶されてしまいます。フェイスブックの「イベント」機能は便利ですが、あまり使わないことをお勧めします。
見込み客と交流を重ねてあなたに興味を持っていると確信できる段階になったら、「イベント」機能ではなく、「メッセージ」機能を使って直接その見込み客に連絡してあげてください。
相手も「私だけに連絡してくれているんだな」ということで悪い気がしないはずです。個別対応のような丁寧さが大切なのです。見込み客の関心を惹きつける情報を発信することができる
ホームページは公式サイトという位置づけから会社案内や商品説明などの硬い情報しか発信することができないので、内容的におもしろくなく、何度も見るという性格のものではありません。
しかし、フェイスブックは公式サイトではありませんから、見込み客の関心を惹きつけるような軟らかい情報をリアルタイムで発信することができるのです。
「いいね!」を押すことをお願いする
「お友達」になるやいなや、フェイスブックページに「いいね!」をくださいという趣旨の「メッセージ」を送ってくる人がいますが、間違いなく相手から嫌われます。
まったく交流が始まっていないのに、「いいね!」を押すように要求することがナンセンスです。そもそも、「いいね!」をそのような方法で集めても仕方ないのですが、フェイスブックのマニュアル本や使い方を指南しているサイトにそのようにするように書いてあるので始末が悪いです。
「いいね!」を集めることが目的ではありません。
繰り返しますが、「見込み客に役立つ情報を提供して購買客になってもらうこと」が目的ですから、先ほどのような方法で「いいね!」の数だけを集めても意味がないので即刻やめてください。
まとめ
この記事では、島倉大輔さんの著書より「企業がフェイスブックでやってはいけないこと」をご紹介しました。
・売り込み目的の書き込みや「メッセージ」を送る
・「イベント」の招待を送りつける
・「いいね!」を押すことをお願いする
フェイスブックの活用には、見込み客に嫌われるような行為に気を付けて、上手な集客につなげていきましょう。
『大手とケンカしても負けない、 経営逆転のヒントあります。』では、今回ご紹介した内容の他にも、小さな会社が業績を伸ばすためのヒントをご紹介しています。