この記事では、「採用と組織風土の関係」について解説します。この内容は、内海正人さんが著書『今すぐ売上・利益を上げる、上手な人の採り方・辞めさせ方で解説している内容をもとに編集しています。

採用が会社の風土に与える影響を確認して、採用活動の重要性を再確認しましょう。

内海正人

人事コンサルタント。人材マネジメントや人事コンサルティング及びセミナーを業務の中心として展開、現実的な解決策提示を行う。

採用が会社の風土を作ります

人が社会人として就職するにあたり、最初に入社した会社の社風や風土がポイントになります。それは、その人の会社人生においてのベースの考え方になるからです。だから、新卒者にとっての最初の会社はとても大きな意味があるのです。また、会社にとっても意味のあるものであります。

とはいえ、新卒のみの採用だけで組織が成り立っている会社は、今は少ないでしょう。ということは、いろいろな価値観を持った社員を見極め、自社の目指す方向と、応募者の目指す方向が同じであることが重要です。

「求めている人材」を明確にする

類は友を呼ぶではないですが、例えば「歩合重視」の販売会社などでは、売上に自信のある人しか採用しません。そして、会社の社風として「ガツガツ攻める」風土が根付いてきます。逆に、この風土に違和感がある人や営業数字に自信がなくなった人は、長く会社に勤めることはできません。

それから、老舗の会社では伝統や昔の流れを重んじるため、風土としてのんびりした社員が多くいます。この会社では革新的な考えやアイデアは嫌われます。変化が必要なこの時代でも、組織の風土はなかなか変化しないのです。

このように会社が社員を作り、また、社員が会社の風土を作っています。人の好みや嗜好は時代とともに変わりますが、人が作りだしているはずの会社の風土はなかなか変わることはありません。ということは、採用のときの人の選別から「会社の風土」「雰囲気」が作られているのです。

採用は会社にとっても応募者にとっても「出会い」の場です。最初の印象はとても重要なので、会社は「人員の補充」「人員計画に基づいて」のみではなく、「求めている人材」を明確にして採用活動を実施しましょう。採用が会社の風土を作るのです。

さいごに

 この記事では、内海正人さんの著書より「採用と組織風土の関係」についてご紹介しました。

『今すぐ売上・利益を上げる、上手な人の採り方・辞めさせ方』
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