自分ではダメだと思っているビジネスでも、売れるビシネス、儲かるビジネスに変えることができます。
そこでこの記事では、島倉大輔さんが著書『大手とケンカしても負けない、 経営逆転のヒントあります。』で解説している「小さい会社が知っておくべき、売れるビジネスをつくるための考え方」をご紹介します。
島倉大輔
株式会社マーキュリーコンサルティング 代表取締役、経営コンサルタント。 中小・ベンチャー企業の経営者を対象に、「会社の発展」と「人生の成功」を実現するための支援を行なっている熱血硬派の経営コンサルタント。過去に支援してきた会社は全国延べ1,000社以上。あらゆる業界で勝ち組企業を生み出している。
売れるビジネスをつくるための考え方
ダメだと思っているビジネスほど売れる
「これからもこのビジネスで食べていくことができるでしょうか」
「衰退産業といわれる商売ですが、それでも大丈夫でしょうか」
「ありふれた商品ですが、売れるようになるでしょうか」
講演で全国を回っていると、お会いする社長さんからこのような質問を受けることがとても多いのですが、いい機会なのではっきりと断言しておきます。
昔からある古臭いビジネス。
成熟産業・衰退産業と言われている商売。
どこにでもあるありきたりの商品。
このようなビジネスほど売れるビジネス、儲かるビジネスに変えることができます。適当に言っているのではありません。当社が支援してきた全国延べ1000社以上の会社が成功しているからです。
売れないのは社長自身の責任
一番よくないのは、政府が悪い、景気が悪い、商品が悪い、社員が悪いというように売れない原因を何かに押しつけてしまうことです。
売れないのを何かのせいにするのは簡単ですが、そんなことをしても何の解決にもなりません。
売れないのは、政府でも、景気でも、商品でも、ましてや社員が悪い訳でもありません。社長であるあなた自身の責任です。
ですから、何かに責任を押しつける消極的な態度ではなく、これは飛躍するためのチャンスなんだととらえて挑戦する姿勢が大切です。
また、やる前から、「やってもムダだろう」「結果が出る訳がない」と悪いように考えないことです。
悪いように考えていると、それが現実のものになってしまうのです。心理学ではそれを「予言の自己成就性」と呼んでいます。逆に「予言の自己成就性」をうまく活用して、よいことだけを考えるようにすれば、それが実現してしまうのです。
「これをやったら何かとてつもなくよいことが起きる!」「成功にさらに近づくことができる!」というように思い込むようにしてください。
非常識に挑戦して将来を切り拓く
現在、日本は少子化が進んでいると言われていますが、本当に恐ろしいのは影響が10年
後、20年後と後になってからやってくることです。単純に計算しても2050年には人口が20パーセントも減少することがわかっていますから、言い換えれば市場が2割も自動的に縮小していくのです。
大手は少子化による市場縮小を見越して、生き残るために今後さらに出店攻勢を強めてくることでしょう。
当社にも「大手が進出してきて売上が半分以下に減ってしまった」という類の相談が多数寄せられるようになりました。地方に行くとシャッター商店街を以前よりも多く見かけるようになりました。
大手は攻勢を強めていますから、何もしなければ、大手の会社にあっという間に飲み込まれてしまうことになるでしょう。ぼやいているだけでは何も好転しません。会社の将来、そして自分自身の将来を切り拓けるのはあなただけなのです。ですから、常識にとらわれることなく、非常識に挑戦してあなたの会社とあなた自身の将来を切り拓いてください。
まとめ
この記事では、島倉大輔さんの著書より「小さい会社が知っておくべき、売れるビジネスをつくるための考え方」をご紹介しました。
大手が攻勢を強める中で、小さい会社は何もしなければ、大手に飲み込まれてしまうでしょう。ぼやいているだけでは何も好転しません。常識にとらわれることなく、様々なことにチャレンジして未来を切り拓いていきましょう。
『大手とケンカしても負けない、 経営逆転のヒントあります。』では、今回ご紹介した内容の他にも、小さな会社が業績を伸ばすためのヒントをご紹介しています。