この記事では、経営理念を浸透させるときにブランドブックを制作するメリットや、注意点をご紹介します。

ブランドブックのメリット

経営理念の浸透にブランドブックを活用するメリットには以下のようなものがあります。

1.いつでも見直すことができる
2.使い方に合わせて作ることができる
3.写真も交えて視覚的にも伝えることができる
4.その他の手法との連携がしやすい
5.理念を改めて見直すことができる

ひとつひとつ確認してみましょう。

1.いつでも見直すことができる。

読み直すブランドブック

本という形にまとめることで、手元においてもらい、いつでも見直してもらうことができます。

時間や場所の制約がほとんどないので、社員の負担も少なくすみます。

2.使い方に合わせて作ることができる

しっかりとした装丁のブランドブック

ページ数や装丁を調整することで、使い方にあった本をつくれます。

例えば、何度も開いて見返してもらいたい場合には、ページ数は少なめに抑え、パッと見て分かるように視覚に訴えかけるようなデザインにすることがおすすめです。

一方、深く読み込んで会社の事業や歴史までしっかりと理解してもらいたい場合は、ページ数は多く、長く読んでも疲れないように視覚的な効果は控えめにするほうがよいでしょう。

3.写真も交えて視覚的にも伝えることができる

図版を用いたブランドブック

表紙や中身のデザイン、写真など、視覚的な効果も活用して理念を伝えることができます。

しっかりと理念を反映した視覚効果をとり入れることで、理念をより深く印象づけることができます。

4.その他の手法との連携がしやすい

ブランドブックの活用

社内報や社内Webサイトなどで、ブランドブックの一部を定期的に取り上げたり、ブランドムービーを作る際の参考にもなります。

5.理念を改めて見直すことができる

理念を見つめ直す効果のあるブランドブック

理念を書籍としてまとめあげるうえで、理念そのものを見直すきっかけにもなります。

経営理念を浸透させるためには、経営理念そのものが浸透しやすいものになっていることも大切です。

浸透しやすい経営理念をつくるときのポイントは、次の3つです。

・ありきたりな言葉になっていないか?
・本当に実現したい想いが反映されているか?
・会社が果たす社会的意義が盛り込まれているか?

経営理念とは?社内に浸透しないときに見直すべき3つの点で詳しくご紹介しているので、気になる方は是非チェックしてみてください。

ブランドブックをつくる際の注意点

ブランドブックをつくる時に注意する点は次の3つです。

1.タイトル・表紙
2.ページ数・装丁
3.経営理念そのもの

1.タイトル・表紙

まず気を付けるべきことは、「タイトル・表紙」です。

皆さんが本を読むときと同様で、パッと見た時に読みたいと思えるかどうかは、ブランドブックにとっても重要です。「タイトルがいまひとつ共感できない」「表紙がなんとなくダサい」など、ちょっとしたことでも、社員の興味を奪う原因になります。

社員ひとりひとりにしっかりと読んでもらい、理念の浸透を促すためには、「タイトル・表紙」には十分気を使いましょう。

2.ページ数・装丁

ブランドブックのメリットとして「使い方に合わせて作ることができる」という点を上げました。しかし、これは裏を返せば、使い方にあったものを作らなければ効果につながらないということでもあります。

むやみにページ数が多かったり、本が重かったりすると、読もうという気持ちを半減させる原因にもなりえるので、十分に気をつけましょう

3.経営理念そのもの

こちらはメリットの中でもふれましたが、経営理念そのものが社員の共感を呼べないものであったり、どこかで聞いたことがあるようなありきたりなものだと、なかなか理念の浸透にはつながりません。

ブランドブックの制作に取り組む場合は、一度理念そのものを見直してみてくだい。

まとめ

ブランドブックは、何度も見返してもらったり、用途にあったものをつくったり、他の取り組みにも活用したりすることで、効果的に経営理念を社内に浸透させることができます。

また、タイトルやデザインなどが社員ひとりひとりの興味を引くものになっていれば、その効果はより高まるはずです。

もし社内だけではどのようなものを作るべきか決めかねるという場合は、ぜひ出版社クロスメディア・マーケティングにご相談ください。10万部を超えるベストセラーを生み出してきた編集力を活かして、社内で読まれる、経営理念の浸透に効果的なブランドブックの制作をお手伝いしています。

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