大抵の人は、多大な手間がかかったり、面倒なことを好みません。ビジネスにおいても、同様で、お客や取引先に手間をかけさせないことはとても大切です。

そこでこの記事では岩松正記さんが著書『誰からも「取引」したいと言われる会社の条件』の中で解説している「お客に対する気配りのポイント」をご紹介します。

岩松正記

税理士。東北税理士会仙台北支部所属。山一證券の営業、アイリスオーヤマの財務・マーケティング、ベンチャー企業の上場担当役員、税理士事務所勤務を得て、10年間に転職4回と無一文を経験後に独立。開業5年で102件関与と業界平均の3倍を達成し、現在は紹介のみを受け付けるスタイルで活動している。

取引先に対する気配りのポイント

お客に手間をかけさせない

取引は顧客の問題解決手段であり、役立つことが取引を生む。

だから我々が考えなければならないのは、お客に迷惑をかけないこと、お客に手間ひまかけさせないことなんですね。

たとえば小売店を考える場合、入り口から入ったお客様がお店の中をどう回るのか、で売上が大きく変わります。

これを回遊性というのですが、お店にしたらなるべく奥まで行ってもらってお店の中をグルグル回ってもらえば、「もしかしたらついで買いも増えるかもしれない」と考えて売り場の商品を考えるわけです。

どこにどういうものを置くと奥まで進み、さらには回遊性が高まるのかは専門書に任せるとして、お客さんがストレス無く購入まで進む道のり、すなわち導線をキチンと考えてあげなければいけないんです。

少しでも楽に取引してもらうよう心がける

これはインターネットなどでも全く同じことで、サイトで商品を見て購入を決め、決済までをどう導くかで、そのサイトの明暗が分かれます。

人はいくつもページを進むのを嫌がりますから、決済まであまり手間がかかるようだと、多くの人は途中で止めてしまって購入しません。

Amazonがワンクリックで購入できる仕組みを特許にしたのはさすがで、そのためにAmazonほど商品を購入しやすいサイトは無いと言ってもいい。ジェフ・ベゾスの先見の賜物だと言うところでしょう。

我々はそんな特許は使えませんから、我々ができることはただひとつ、いかに顧客に負担をかけないか、しかありません。要は取引相手のことを思いやること。

それができない相手とは取引しないというよりも、取引してもらえないのが現状なんですね。

お客様の手間を考え、少しでも楽に取引してもらうよう心がける。

これは相手のことを想像し、思いやらなければなかなかできることではありません。

結局のところ、すべては相手への配慮ということに帰結してしまうのですが、それが結局は自分に戻ってくる。そう考えて取引相手と接するようになると、また違ったモノの見方ができるようになるはずです。

まとめ.取引先への思いやり

この記事では、岩松正記さんの著書から「取引先に対する気配りのポイント」についてご紹介しました。

取引を行う上で大切なのは、相手の手間を考えて、少しでも楽に取引してもらうよう心がけることです。ちょっとした配慮や思いやりを持つことで、お互いに気持ちのよい取引ができるのではないでしょうか。

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