いい会社には必ずと言っていいほど、「いいリーダー」がいます。では「いいリーダー」の条件とは何でしょうか? 明確な答えを持つ人は、それほど多くないと思います

そこでこの記事では、内海正人さんが著書『仕事と組織はマニュアルで動かそう』で解説している「いいリーダーの条件」をご紹介します。

内海正人

人事コンサルタント
総合商社の金融子会社にて法人営業、融資業務、債権回収業務を行う。その後、人事コンサルティング会社を経て、株式会社船井財産コンサルタンツにて人事コンサルタント、経営コンサルタントとして、コンサルティング業務を行う。平成15年に日本中央会計事務所に合流、日本中央社会保険労務士事務所代表として現在に至る。

いいリーダーの条件

時代とともに変わる理想のリーダー像時代とともに変わる理想のリーダー像

組織やチームのリーダーの役割について考えてみましょう。会社組織の中で社長の役割は、会社の方向性を決め、社員全体を統括して業務を邁進する環境を作るというところでしょうか。

今は違っても、社長を目指している人は意識をしておいてください。

では、管理者・チームリーダーの役割とは何かということを整理します。リーダーの姿というものも、時代と共に役割が変わってきています。組織を動かすポジションの人ですが、従来のような単純なアメとムチでは、部下はついて来ません。若いスタッフは、入社3年で辞めていくのが当たり前の時代です。外部環境の変動が、リーダーの役割に変化を要求しています。

それではリーダーには、どのような役割が求められているのでしょうか?

リーダーに求められる5つの役割とは

ビジョンやミッションを理解し、噛み砕いて伝道する

経営トップのビジョンやミッションをダイレクトに伝えても、部下にはなかなか伝わりません。

経営トップの描くビジョンを自分が率いているメンバーに合わせて、わかりやすく噛み砕いて理解させる必要があるのです。そして、メンバーに理解させ、行動させる力がリーダーには求められているのです。

「なぜ、その仕事をするのか?」「なぜ、その仕事を進めなければならないか?」というメンバーの疑問に丁寧に答え、理解させていくことが求められています。

メンバーが「自分たちの仕事にプライド」を感じるように、「仕事に将来」を感じるようにしていく役割が求められています。

組織のやる気を引き出す

今、企業に求められているのは、当たり前の仕事をすることではありません。当たり前を超えた仕事を行うかが、生き残りのポイントにとなります。そのため、マニュアル等で基礎固めをするのです。標準化された製品、サービスの提供を行い、品質が保障されたあと、社員一人ひとりの個性がにじみ出るサービスを提供するのです。

そのためリーダーはスタッフ個々人のモチベーションを引き上げなければならないのです。このためには個人の興味を知り、「仕事を楽しくさせていくこと」でモチベーションを上げていくことが、リーダーに求められているのです。

職場風土をマネジメントする

職場の人間関係や環境が、チームの生産性を左右していきます。笑顔がなく、いつも暗い雰囲気であれば、自由な意見も出ないのです。また、いつもガヤガヤとおしゃべりばかりをしていれば、集中して仕事ができません。

自らの職場が暗い場合は、明るく、笑顔で率先して冗談を言いながら、チームを明るくしないといけません。業務以外ではなく、イベント等を行ってチームの結束を強めることも必要でしょう。逆に、騒がしい雰囲気であれば、チームを引き締めていくのも役割のひとつです。リーダーは、職場の空気を読みながら、その環境をマネジメントしていく役割が重要となるのです。

目標達成のための手助けをする

業務目標を達成することが、ビジネスでは命題となっています。目標達成は、充実感と達成感を刺激するでしょう。さらに、目標達成時には、仕事が楽しくなっていくのです。

しかし、メンバーが目標を達成しようと努力をしているときに、障害が発生したらどうでしょう。その障害を乗り越えていくために指導することがリーダーには求められます。

単なる指導ではなく「コーチとして、サポートする」役割が必要になるのです。そして、メンバーに達成感を感じさせる、仕事が「楽しい」と感じさせることがリーダーの役割です。

メンバーのロールモデルとなる

あなたの組織のメンバーにとって、身近な理想のロールモデルがリーダーであるあなたです。あなたの背中を見て、メンバーは日々の業務の中で色々なことを感じているのです。そして、自分の目標をつくっていくのです。

だから、あなたはメンバーの目標であり、模範となり、そして、理想とならなければいけません。

日々の仕事の中で、楽しく業務をこなし、時には落ち込み、そのような姿を身近で見せ、自分たちの将来を重ねてもらうのです。

そのためには「自分はメンバーの目標だ」という自覚を持てばいいでしょう。それも、あるがままの姿で。ここで取りつくろってもすぐにぼろが出ます。外見だけではなく、強い気持ちでロールモデルの自覚を持ちましょう。

まとめ.5つの役割が部下を動かす

この記事では、内海正人さんの著書より「いいリーダーの条件」をご紹介しました。

いいリーダーになるためには、あなたが思っている以上に自ら部下に働きかけることが必要となってくるはずです。この記事で述べた、5つの役割を意識することで、部下がついてくるリーダーを目指しましょう。

仕事と組織はマニュアルで動かそう』(内海正人 著)では、この他にも企業を成長させるためのメソッドが数多く掲載されています。。

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